こんにちは。初めましての人もそうでない人も、裏薄荷です。
今日は
今週のお題「一気読みした漫画」
にチャレンジしようとネタを考えたのですが、普通のマンガ紹介だと他の方とあまり大差ない記事になりそうだなぁ……と思ってしまいまして。
そういえば一時期やってしまっていたマンガの衝動買い、いつの間にかやらずに済むようになったなぁ……
と気づいたので、そちらをメインにお話しようと思います。
今週のお題としても一応、いくつか一気読みしたマンガの紹介もします。
目次
マンガの読み方スタイル変遷
子ども時代の図書館マンガセット
小学校くらいの子ども時代、地元の自治体が運営する図書館に通うのが気づいたら癖になっていました。
児童書のコーナーに子どもが遊べるスペースがあったので、多分親が小さい頃から連れてきてくれていたのだと思います。
そんな図書館、児童書を読み漁るのも大好きだったのですが、マンガセットなるものも置いてありまして。
バラで本棚に置いてもあったのですが、途中から読んでもよくわからないので、予約入れてマンガセットを借りていたような記憶があります。
図書館にあるマンガなのでそれなりに古いものが多く、「あさりちゃん」や「悪魔の花嫁」、「美少女戦士セーラームーン」、テニスマンガの「Happy!」、「三つ目が通る」などを読みました。
両親ともにマンガを読む人で、家に母と父それぞれのマンガがありましたね。
「三つ目が通る」は父が買ったのが何冊かあり、全巻読んでみたくてマンガセットの予約を入れたような記憶があります。
マンガを借りてくると、2つ年上の姉も一緒になって読んでいました。
……今回記事を書くにあたって思い出しましたが、こういう子ども時代の習慣が、今に至る自分の大量にマンガを読む習慣を形成しているのだなぁ、とつくづく実感します。
自分の子もマンガ読む子に育つんだろうなぁ。。。
BOOK・OFF 立ち読み時代
中学に入学して間もなく、引っ越しました。
引っ越し先の近くにも図書館はありました。
ただ同じ自治体の範囲内なので、扱っている図書としては基本的に同じです。
規模としては前まで通っていた図書館の方が大きかったです。
……図書館なので、マンガはそこまで新規入荷はありません。
変わらず時々マンガセットは借りましたが、引っ越したことで一つ大きな変化がありました。
"BOOK・OFF"が最寄り駅から家までの間にできたのです!
なんとなく家に帰りたくない日、怒られない程度の時間まで、よくBOOK・OFFで立ち読みしたものです。
この頃に立ち読みしていたのは、「花とゆめ」あたりや、「ジャンプ」や「サンデー」の少年漫画のコーナー、後は青年漫画のコーナーも時々読み漁ってました。
……あんまり立ち読みばかりな常連なので、時々店員さんに本の整理でどかされていたような気がします(笑)。
マンガアプリ放浪時代
高校の頃、初めてのバイト代でガラケーを購入しました。
携帯を使うようになり、ガラケーのiモード、そしてスマホアプリと、無料で読めるマンガの広告についつい釣られてクリックしてしまうように。
特に大学に入って一時ひどい課金をしてしまった時期がありましたね。
やめようやめよう思ってもついつい広告をクリックして先が気になってしまい。
……同じ時期に占いジプシー(占いサイトを放浪する人)もやってたので、精神的に不安定な部分も一因としてあったのかな、と思います。
就職してからは、アプリの中でも最終的に「Renta!」に行きついて落ち着きました。
そして脱する衝動買い
結婚してから家計簿を真面目につけるようになり、自分の数少ない趣味でお金がかかっているのが書籍とマンガ代だな、とあらためて自覚しました。
特に、つい一気読みで衝動買いしてしまう月は、1万円超えてしまうことも。
まあもっとお金のかかる趣味や、マンガでももっと使うよ、という人もいるかもしれません。
私としては読むのが一度だけで読み返さないマンガにその金額使ってしまうのはどうかなぁ、と思ってました。
でもやめようと思ってもやめられないんですよね。
今も「Renta!」で時々購入はしています。
ただ気づいたら、衝動買いはしなくなってました。
きっかけは「ピッコマ」というアプリでした。
ある日、いつものようにマンガアプリの広告で、待てば0円で読める、という広告が表示されました。
その頃、ついつい衝動買いしてしまう自分が嫌になっていたのと、それを誘発する広告に嫌気が指していたのですが、
なんで0円で読めるんだろ?
とふと思って、検索して軽く調べてみたんですよね。
そしたら創業者の思いとして、
本当におもしろいマンガであればユーザーはお金を出す、だから待てば無料のシステムはマンガとの出会いを増やすための装置に過ぎない、
というようなインタビュー記事が出てきたんです。
※当時見ていた記事が見つからなかったので記憶で書いているので、多少違うかもしれません。そうしたピッコマの考え方がわかりそうな記事をあらためて探したら、以下が参考になりそうでした。
www.itmedia.co.jp
その考え方になるほど!と思った私は、早速ピッコマをダウンロードしました。
ピッコマだと、一つのマンガで無料で読める範囲は決まっていますが、読めるマンガの冊数には上限はありません。
なので無料で読んだマンガの続きは気になるものの、ぐっと我慢して他の無料で読めるマンガを漁る、ということができます。
ピッコマを利用してから、続きが気になるから一気に衝動買いしてしまう、ということがなくなりました。
続きは気になっても、待てば読めるからとりあえず我慢して、別のマンガでも探そう、と行動が変わったのです。
そうした行動に変わってから、それでもなお購入するのは、以下のようなマンガです。
- 何度でも読み返したい
- 夫にも共有したい
- 有料対象のラストがどうしても気になる
読みたい!と思った時にひと呼吸置ける行動パターンと、上記のような購入する基準が自然とできていたこと、この2つが自分がマンガの衝動買いをやめられるようになった理由だと思います。
一気読みしたマンガ紹介
一気読みした、という縛りでオススメマンガを選んでみたら……3本とも恋愛が絡んでくるどちらかといえば女性向けのマンガになってしまいました。
……いや、「青のオーケストラ」とか「裏世界ピクニック」とか、一気読みした中でも恋愛絡まない作品はあるんですけどね。オススメしたい中で他の人があまり選ばないかなー、というものを選んだらこの3つになりました。
ただ1つ目の「BASARAーバサラー」は、男女関係なくオススメですのでよろしければぜひお読みください。
「ミステリと言う勿れ」で田村由美を知った方にオススメ
BOOK・OFF立ち読み時代に出会って全巻そろえて買ったのが「BASARAーバサラー」です。
田村由美さんの作品は、最近だと「ミステリと言う勿れ」が話題ですね。こちらもRenta!で一気読みしてしまった作品です。ドラマ化も決定したようなので、普段ドラマ見ないんですけどこれはぜひ見ねば、と意気込んでいます。
他には「7SEEDS」や「猫mix幻奇譚とらじ」などいくつか読んでますが、代表作と言えばやはり「BASARAーバサラー」かな、と思います。
舞台は現代文明が滅んだ日本、非道な王政に立ち向かう革命の物語です。
主人公は革命の中心を担う"タタラ"、実は運命の子と予言された双子の兄が殺されたことで立ち上がった女の子です。本名は"更紗"と言います。
兄や父の仇である王の息子"赤の王"とそうと知らずに出会い、次第に惹かれるようになっていきます。
革命に向けて各地で仲間を募り反乱を起こしていく爽快感に、"赤の王"と"更紗"のすれ違いを中心とした複雑な人間関係が上手いこと絡み合って、ついつい一気読みしてしまうストーリーとなっています。
……余談ですが、テレワーク中の夫のちょうど横にこのマンガを入れてる本棚がありまして。休憩時間とかについ手に取ってしまって、最初は絵柄からコテコテの少女漫画かと思いきや読んでみたらおもしろく、一気読みではないものの少しずつ読み進めているとのことでした(笑)。
純情な恋愛だけじゃない仕事に突っ走る青春感がオススメ
最新刊まで全巻そろえておきながら、引っ越しの時の断捨離で一度全て売却し、それなのにRenta!で再び一気読みで全巻購入してしまったのが仲村佳樹さんの「スキップ・ビート!」です。
主人公は幼馴染がミュージシャン目指して上京したのにくっついてきた京子です。幼馴染は人気の歌手となったのですが、ある日幼馴染が自分をダサい"家政婦"扱いしていることを知り、100年の恋も冷め、復讐を誓います。
京子の選んだ復讐は、自分も有名人になって幼馴染を見返してやること。
紆余曲折を経て芸能人デビューを果たすのですが、次第に演技の才能を発揮して、復讐という目的以上に、演技を磨いて大成していくことを大きな目標としていきます。
そのきっかけをくれたのがイケメン俳優敦賀さん、最初は復讐という目的で演技をすることに反感を持たれますが、次第にお互い惹かれ合っていきます。しかしながら京子は幼馴染に裏切られたトラウマが恋愛感情を阻んでひたすら演技に邁進し……。
復讐、という強いワードが出てくるものの、その手段が有名になって見返してやる、というのは中々純情で前向きだなぁ、と思ってしまいますよね。
「花とゆめ」の連載作品は少女漫画だけあって大体どれも恋愛要素ありますが、どの作品も恋愛だけじゃない何かに一生懸命な主人公というのが、少女を通り越しておばさんになりつつある今でも楽しめる要素なのかなぁ、と思います。
辛いだけでも華やかなだけでもない女たちの現実がオススメ
昔から一気読みしてしまいがちなジャンルの一つに"遊郭"や"女郎小屋"を舞台にしたマンガがあります。その中でもRenta!で一気読みして今でも最新話を買い続けているのが「声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~」です。
"遊郭"や"女郎小屋"を舞台にしたマンガも、ファンタジー要素が入ってきたり男女逆転したり、色々な設定がありますが、こちらはある意味正統派?の史実に忠実な内容です。
母はなく、漁師の父が死に、主人公チヌは姉と共に人買いの競りにかけられます。
姉サヨリは器量がよかったので高級遊郭へ売られますが、チヌはそばかすもあり下層の遊郭へと売られることに。
生きていれば姉に会える日も来ると希望を持つものの、体を売らなければならない辛さに涙することも多い日々です。
そんな中、地元の名士である若様とひょんなことから知り合い、その縁を機に高級遊郭へ引き取られることになります。若様が贔屓してくれるおかげでそのまま売れっ子に。
若様への思いを募らせていくチヌですが、ある日を境に若様はチヌの元へ通うのをやめてしまいます。その頃にはチヌの真心に惚れ込んだ別の客もあり、若様が通わないならばと、身請けに名乗りをあげる男が五人もいます。
それでもチヌは若様が忘れられず、誰の身請け話を受けるとも決められず、日々は過ぎていきます。
……まだ連載中なのですが、どういう風にラスト締めるのかなぁ、と気になってます。
主人公が体を売るようになっても純朴な心を失っていないのが魅力の一つですね。ただそれは高い矜持というわけではなく、そうしなければ生きていけない現実があったのだと感じさせられます。
最後に
気づいた自分のマンガ傾向
自分にとってマンガは読んで楽しむもので布教とかはしない方なので、こうしてブログで取り上げるつもりはあまりありませんでした。
今回、今週のお題をきっかけに色々振り返ってみたら……結構色々読んでるものですね。そして恋愛だけのマンガは好きじゃないけど、恋愛要素が入ってるマンガは好きみたいだと気づきました(笑)。
とはいえ、恋愛なしの少年漫画とかも好きですよ。一人暮らししてた頃、サンデーとジャンプを毎週買うのが残業続きの毎日の息抜きでした。
鬼滅がブレイクする前だったら、迷わず鬼滅をオススメしてましたね。
鬼滅はちょうどジャンプを購入していた頃に連載がはじまって、のっけからはまってコミックを買い続けたものの、結婚時の引っ越しで断捨離して売ってしまいました。ちょうどアニメ化したくらいの時期だったので、1冊400円とかで売れて、びっくりした記憶があります。
……で、夫と一緒にアニメを見るようになって、結局また買ってしまうという馬鹿なことをやってます(笑)。
最近ですと「ダンジョン飯」とか「不思議の国のバード」、「傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン」などにはまってます。またピッコマで出会った「バリスタ」をBOOK・OFFとかで全巻購入しようか迷い中です。
……これだけ大量のマンガを読むのは、やはり小さい頃からの習慣なのでしょうね。
今回初めて気づきました。
その習慣のおかげで、1冊大体15分で読み切れるというちょっとした特技も身につけました。
マンガが教育によくない、という話もありますが、絵と言葉と両方で理解する必要があるので、情報処理能力は鍛えられるのではないかなー、と思ってます。あと本をよく読む人はマンガもよく読む、ってどっかの研究成果もあるって聞いたことが。
子どもにも上手なマンガの付き合い方を身に着けて、マンガのよい影響を受けてくれるといいなと思います。
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