こんにちは。初めましての人もそうでない人も、
今日は、離乳食後期に入ってから色々試行錯誤した結果、辿り着いた「なんでもお野菜もち」のレシピをご紹介しようと思います。
ありあわせの材料を組み合わせて作る想定で、基本の作り方といくつか具体的なレシピ例をご紹介します。
目次
「なんでもお野菜もち」に辿り着くまで
手づかみ食べしたい我が子と3回食の悩み
離乳食を与えていたら、スプーンをつかんで奪われ、奪い返すと自分で食べたがって泣き出してしまう……そんな経験ありませんか?
うちは8ヵ月入るか入らないかのあたりから、しょっちゅうでした。
そんな状態になってから最初に試したのは、薬局などでよく売っているベビー用のクッキーやらお煎餅でした。赤ちゃんにこんな硬いの大丈夫かしら?とドキドキしながらあげましたが、前歯でかじれる!と気づいてからは、楽しそうに食べてました。
そんなわけでしばらくは離乳食中期であげていたメニューに+1品ベビー用のクッキーやら煎餅やらをあげていました。
……しかしすぐまた泣き出す事態に。
もう全部、自分で食べたいんですよね。。。
離乳食を食べさせるのに使っているハイローチェアを低くして、100均で購入したレジャーシートを敷いて、覚悟を決めてスプーン持たせてみたりもしました。……流石に8ヵ月は早すぎて、お皿はひっくり返されるわ、レジャーシートの領域外にぶん投げられるわ散々でした(笑)。
そうこうしている内に9ヵ月になり、3回食が始まりました。
当初は、3回全部手作りは大変だから、1回分はレトルトにしよう!と決めていたのですが……いざ運用を始めると、やっぱ手作りより圧倒的にお金がかかってしまいます。
あとレトルトだと手づかみ食べのメニューはあまりないんですよね。。。
手づかみ食べしたい!自分で食べたい!と泣き出すことしばしば。
そこでレトルトよりはまだ安く済む、ホットケーキミックスやおやき、レンジで作る蒸しパンなどを試してみることに。……嬉しそうに手づかみ食べします。
ニンジンや白菜の芯、ジャガイモやサツマイモなどをスティック状に切って茹でたり蒸かしたりした物も与えてみました。……最初は不思議そうにしていましたが、口に入れてやると食べ物だと認識して、そこからは自分で手づかみしていきます。
この辺りから、主食・主菜・副菜の3品の内、2品を手づかみ食べできるものを出すように。
ただ3回食、レトルトを使わないとなると、作り置きしてもすぐにローテーションが回ってきてしまいます。
Webで手づかみ食べのレシピでどんなものがあるか調べて、いくつか作ってみたりもしました。……そして辿り着いたのが「なんでもお野菜もち」でした。
まあ要は、一般的な大根餅やレンコン餅、ジャガイモのお焼きのことです。
ただこれらのメニューを個別に調べて作る、わけではなく、その時のありあわせの材料で組み立てて作っているので、「なんでもお野菜もち」と呼んでいます。
3回食、手作りが面倒で、それでも栄養バランスよく子どもに食べさせたい一心で辿りついた私の答えの一つ「なんでもお野菜もち」、よければお試しください。
「なんでもお野菜もち」レシピ
基本の作り方
材料と作り方はこんな感じです。
基本の材料
- ベースのお野菜
大根やカブ、レンコンなど生でも大丈夫な食材ですり下ろせるものがオススメです。もしくはカボチャやジャガイモなど、ゆでてマッシュする類のものもよいです。ただその場合は糖質が多くなってしまうので、1週間のメニューでバランスよくあげられるように気を付けてください。 - つなぎ用の粉
もちもち食感強めなら片栗粉やコーンスターチ、お好み焼きっぽくしっかりつなぎたい場合は小麦粉、材料の様子を見ながら両方を適当に入れるのがオススメです。 - 追加のお野菜
彩りよくするためのニンジンや小松菜などの葉野菜など、栄養バランスのためにもう1種類の野菜を追加します。 - 挽き肉
塩分なくても旨味を出すために、鶏挽き肉、あればお魚のミンチがオススメです。 - 味付け用粉末など
市販の離乳食用の和出汁やコンソメ粉末、もしくは鰹節やごまをすって追加します。
基本の作り方
- ベースの野菜をすりおろす。もしくは下茹でしてマッシュする。
大根など水気が多い場合はすりおろした後に絞って水を捨てます。 - 追加のお野菜を刻む、もしくはすりおろす。
ニンジンやタマネギはすりおろし、小松菜やほうれん草などの葉野菜は下茹でしてから細かく刻みましょう。 - 挽き肉と水気の多い野菜を炒める。
水気を飛ばしましょう。肉は生焼けが怖いのであらかじめ炒めています。タマネギや葉野菜などを刻んでおいてこのタイミングで一緒に炒めるのもありです。 - 材料を混ぜる。
様子を見ながら片栗粉(コーンスターチ)と小麦粉を足して成形できるくらいの柔らかさにします。 - 成形してフライパンに並べ弱火~中火の間くらいで焼いていく。
子どもが手づかみしやすいように細長く平べったい小判のような形にしてそのままフライパンに並べていきます。火加減が強すぎると焦げるので時々ひっくり返して様子を見てください。火の通りが心配なようなら並べてから蓋をしましょう。 - 茶色い焼き目がつき端っこが半透明になったらひっくり返す。
特に小麦粉が入っているとお好み焼きのように端っこが半透明になってきます。 - 両面に焼き目がついたら完成です。
多めに作ってラップにくるんで冷凍しておけば、しばらく副菜として出せます。
具体例1. 大根餅
定番の大根餅だとこんな感じです。
材料
- ベースのお野菜 → 大根すりおろし
- つなぎ用の粉 → 小麦粉と片栗粉(コーンスターチも可)
- 追加のお野菜 → 下茹でして刻んだ小松菜
- 挽き肉 → 鶏挽き肉
- 味付け用粉末など → 鰹節
作り方のポイント
大根は水気が多いので、すり下ろしたら絞って水を捨ててください。
追加のお野菜や味付けを変えると同じ大根餅でも色々楽しめます。
大根餅自体は離乳食用の既存のレシピが色々あるので、検索してそちらをご参照ください。
具体例2. カボチャ餅
カボチャの自然な甘さが子どものお気に入りです。
材料
- ベースのお野菜 → カボチャ
- つなぎ用の粉 → 小麦粉と片栗粉(コーンスターチも可)
- 追加のお野菜 → 細かく刻んだニンジン
- 挽き肉 → お魚ミンチ
- 味付け用粉末など → なし※作り方のポイント参照
作り方のポイント
カボチャは黄色い実の部分のみを使います。
皮の部分は大人用に、豚肉やタマネギなどと麵つゆで炒めると美味しいおかずになりますよ。もしくはスープなどに入れるのもオススメです。
あらかじめ和風出汁を取っておいてカボチャを下茹でする際に使います。
和風出汁を取るのが面倒であれば、離乳食用の出汁やコンソメの粉末を使ってもよいです。
カボチャを下茹でする際にニンジンも一緒に茹でると楽です。
カボチャを茹でたら、茹でるのに使った出汁は別の鍋に取って、離乳食用でも大人用でもよいのでスープにしてしまいましょう。
具体例3. ピザ風トマト餅
似たような味付けになりがちの中、変わり種で作ってみました。
材料
- ベースのお野菜 → トマト
- つなぎ用の粉 → 小麦粉と片栗粉(コーンスターチも可)
- 追加のお野菜 → すりおろしたタマネギ
- 挽き肉 → ツナ缶(月齢低い場合は無塩ノンオイルのものを使いましょう。)
- 味付け用粉末など → カッテージチーズ
作り方のポイント
トマトとタマネギとツナ缶は、あらかじめ水気が無くなるまでよく炒めておきます。
チーズは酸味が苦手な場合があります。なくてもトマトとツナの旨味だけで十分美味しいので、子どもの好みに合わせて調整してあげてください。
終わりに
いかがでしたか?
……蛇足ですが、写真がほとんどなくてごめんなさい。
12月に書き始めた時に何枚か撮影しておいたのですが、誤って消してしまいました。記事を完成させようとしている2月現在、離乳食が進んで、こちらで紹介しているお野菜もちをあまり作らなくなってしまい、新しく写真を撮る機会がなく、写真があまりない記事となってしまいました。
少しでも手づかみ食べをしたい子どもに悩んでいるお母さんもしくはお父さんのお役に立てば幸いです。
ちなみに次回は、「離乳食後期~完了期の手づかみ食べメニューのローテーション」というタイトルで記事を書いています。
記憶が薄れない内に更新できるようがんばりますので、よろしければ引き続きお読みいただければ嬉しく思います。